はじめに
養成所に通っても専門学校に通っていても所属に残れなかった、上のクラスに上がれなかった、そしてこれから通うことを考えている人に伝えておきたいことがあります。
養成所や専門学校に通っただけでは感情を増やすことや感情をうまく表現できるようにはなれません。これは講師の方も口を揃えて言うことが多いですが本当の話です。
以前に書いた感情解放にも繋がりますが、感情はたくさん増やしておいたほうがいいです。この先に演じる人物は多種多様なのでたくさんの引き出しを必要とします。
プロの人も感情が出にくくなることがありそのときは自分の心に刺激を与えることをよくするといいます。なので映画を見たり、どこかに出かけたりということはよくしていろんなことを体感するようにしているそうです。
しかしプロの人と養成所生では引き出しの数が大幅に違います。
ここで絶対にうまくなりたいと思っている方に感情を増やす方法を教えます。感情は増やすだけではなく使えなくては引き出しが増えたとは言えませんので使えるようになることを目的に話していきます。
感情を増やす方法
①初心者向け 好きな映画、小説、マンガに触れる
まずは感情を感じることが大事になってきます。なので好きな映画や小説、マンガを読んだり見たりすることで視聴者目線で作品を楽しんでください。
そうすることで誰かに感情移入したり、ストーリーの展開で感動したりすることがあるはずです。そのシーンをたくさんストックしていきましょう。
そうしていくことで自分はどのような作品やストーリーの展開に感動しやすいのかを自覚することもできますし、自分の心を刺激することができるのでいいです。
最初は自分が感じやすい感情からでかまいません。
そこに慣れてきたら少しずつ他も開拓していきましょう。
想像力を強くして自分がその人物になったように感じるようになると感情の吸収が早くなります。最初は第三者目線、その後は誰か一人に感情移入してその人に起きていることや会話などを体感できるように自分を変化させていきましょう。
これができるようになると今度は役に入る時も入りやすくなっていきます。共通点を探して、自分が感じたことがあるやこの出来事は悲しいよねと思うところとかどんどん自分にリンクさせて感じていきましょう。
最初はわからないなってなることが多いと思いますがだんだんと共通点を見つけて自分につなげていくことでどんどん感じる感情が増えていきますのでそうして成長させていきましょう。
②中級者向け 家族、友人と出かける
①では自分がキャラクターに感情移入していろんな感情を刺激してそして感じたことを忘れないように溜め込んでいくことをしましたが、ここでは自分が友達や家族といろんなところに実際出かけます。
カラオケに行ったりアミューズメントパーク行ったりイベントに行ったりそうして誰かと一緒に楽しんだり盛り上がったり、たまには愚痴ったりとゆっくり過ごしてみてください。
そこを普段は気にせずにしていると思いますがそこを観察してみてください。両親といるときや友達といるときに安らぎを感じたり二人しかわからない会話の内容を楽しんだりしていると思います。
それで自分はこんな風に笑って楽しんでるんだ、レッスン室での笑い方と全然違うしこっちのほうが声出てるなと気がつけるようになるとレッスン室で次笑うときに変化が現れます。
なので心の中でイラついたりしたこともきちんと観察してみましょう。自分は怒るとこんなことを思うんだ、こういう行動をするんだと感じるようになります。
これを覚えておくことで次に感情解放に求められたことをできるようになります。この時記憶していたことを実際に行動に移していくのです。
これにも訓練が入りますが回数を重ねるごとに感情をうまく出せるようにもなっていくので、仲のいい人や家族の人たちと過ごしている時の自分も大事にしてください。
そして観察して記憶に焼き付けておいてください。それが自分の癖だったり個性につながっていきますので。
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③上級者向け 記憶を使っていろんな感情を出す
①と②のことを含めて原稿やマンガを使ってキャラクターとなり感情を出していきましょう。自分が好きなマンガのやってみたいキャラクターになって言葉を話したりします。
好きなシーンをやったり自分がやったことのない感情にチャレンジしてみるのもいいです。そうすることで少しずついろんな感情を作っていって表現できるようになっていきます。
この時に注意することは恥ずかしいから小声でやるとかいうことはしてはいけません。感情を出す時は全力できちんと出しましょう。
何度もシーンを繰り返して自分の中で分析して質を高めていくことで感情の表現方法を覚えていくので引き出しが増えていきます。
いろんな感情にチャレンジしていきましょう。
まとめ
感情をストックするためにもまずは感情がいろんなことを感じる状態にしておかなければなりません。これが一番大事なので楽しんだり感動したりすることは常にしてください。
こうすることでより多くの感情を感じることができるようになります。役者として必要な感情はいいものばかりではありません。ですが芝居に必要だと思ってチャレンジしていくようにしましょう。
もちろん普段は心の中に収めておいて大丈夫ですので。
感情を増やしてどんどんいろんな芝居をできるようにしましょう。
この記事がお役に立てば幸いです。
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