はじめに
- 舞台
- テレビ
- アニメ
- ゲーム
などなど
役者の人たちは芝居をしているのことに変わりはですが、実は同じ芝居をしていては、やる仕事によって感情が伝わらないのはご存知でしょうか?
- 舞台は遠くまで見ている人に声を届ける必要がある。
- テレビのカメラの撮影範囲の中で演技する必要がある。
- マイクの前で声のみで演技をする必要がある。
という違いがあるのはわかると思います。
ここでは声優の人たちに絞って、いったいどんな事を気をつけているのかもっと詳しく話していこうと思います。
役者の人たちは何を気をつけているの?
①体や表情がアニメイラストである。
俳優の人たちは自分自身の表情、体が見える状態で芝居をします。
ある意味では自分自身が役になるという感じです。
そして見ている人もこの作品のこの人だという認識を持つ人が多いですね。
ですが声優さんの場合は顔も体もアニメでは描かれていて、自分がでる場所というのは声しかありません。
なのでアニメを見ている人も
【あの作品の、あのキャラクターの声の人】
だという認識を持ちます。
最初に認められるのは声なのです。
声を知っていて顔を知らないというアニメ好きの人も結構いますよね。
演じるという事においては一緒なのですがアニメーションイラストなのか自分自身全部を含めての人物なのかでは大きく演技の仕方が変わっていきます。
なぜなら自分で動いたり感情からあふれた表情というのは移される事がないので見てもらう事ができないのです。すべてはアニメーションのキャラクターたちの動きと表情に合わせていく事が大きな縛りとなってきます。
顔出しの役者の方より演じられる年齢や魔法を使う、空を飛ぶなどの非日常の演技を多く求められていくのも影響してさらに演じていく事は変わっていきます。
②動きや距離がイラストだけでは伝わらない
人間は情報のほとんどを目でえていますが実はアニメーションを見て物語にのめり込んでいくためには人間の音声がどこまで細かくリアルに入っているかで変わってきたりします。
BGMも大きく関係していきますがアニメーションではまずキャラクターが生きていると感じるために人間の”声”が必要なのです。
走っている、食べる、誰とどのくらいの距離で話しているのかという事がアニメーションのカットやシーンによっては写っていなかったり、キャラクターの表情が写っていてあまり距離がわかならいというようなシーンも存在しています。
そこのシーンで声優がする声の芝居がかなり重要になってきます。
ドラマでは役者同士が距離を保ち話しますが、声優の場合は人間ではないイラストだからこそ正確にそして聞いている人にその距離を会話している声、走っている時の息、食べている時の口の中の状況や味わっている人のこぼれ出る声の音など、こういう普段人間が普通にしている事を音として乗せていくのが仕事なのです。
これは音がピックアップされる事もあるため息遣いや、そういうのは舞台でもテレビでもあまりマイクの距離や撮影方法から声優の人たちのほうが圧倒的に求められる表現技術となっているのです。
しかし、これがあるのとないのでは人間味があるかないかという事が大きく変わってくるので外せない芝居です。
③感情を届けるには舞台やテレビのやり方では伝わりきらない
舞台では最初にも書きました通り奥のお客さんへ届ける必要があります。テレビでも細かい音を拾う感度のいいマイクを使ったりしますが、実は声だけで人をドキドキさせるには舞台でのやり方とテレビのやり方ではできない事があります。
これは視覚情報がなくドラマCDなどの音声のお話をします。
視覚情報がない時、ドラマ、舞台で男性が女性に告白をしたりするシーンだとします。その時に舞台の人は癖で多くの人に聞こえるように、テレビの人は自分がしてきた感情のままに芝居をすると思います。
ですが、その音声を聞いた時距離感が的確ではなかったり、音量が大きすぎたりという事が起きます。
喋る事で状況を伝える芝居を求められる声優の人たちはもちろん心から演技をしますが他にも気をつけている事があります。本当にそばに寄った時にどんな喋り方をしているのかを声のみで再現していきます。
やはりこの時も適正な息の量、言葉を言う時の口の開き方などそういうところまで細かく調整をして初めてシチュエーションCDなどのキュンとするものが完成していくのです。
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まとめ
芝居を声優についてまとめましたが他のやり方がダメとかいう事ではなくて、演じる場所によって芝居の仕方を変えていく必要があるという事です。
舞台のやり方でテレビ、声優は違和感があるし、他のもまたしかりなのです。それは求められている事が違うからという事もあります。
しかしすべてのベースにはその人物をちゃんと理解して感情もその人間と同じように感じて話す事に変わりはありません。
あとは表現のし方の問題なのです。
もし、声優以外のところから声優のところに来て芝居で悩んでいたりする人などの参考になれば嬉しいです。
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