はじめに
養成所に通っても専門学校に通っていても所属に残れなかった、上のクラスに上がれなかった、そしてこれから通うことを考えている人に伝えておきたいことがあります。
養成所や専門学校に通っただけでは初見の原稿をうまく表現できるようにはなれません。これは講師の方も口を揃えて言うことが多いですが本当の話です。
レッスンでもらう原稿だけでは初めて見る原稿の量はかなり少ないです。それを何回も読み直しながら習得していくのではかなり成長スピードが遅くなります。
プロの人はいつも新しい原稿がたくさん周りにあり常に新しい原稿を目にしてそれを読むことが多いです。なのでそのコツも知っています。
プロの人が毎日やっているのならできない人はその溝を埋めるためにもっと練習する必要が出てきます。
ここで絶対にうまくなりたいと思っている方に初見原稿克服の方法を教えます。1日に1つではなく1つでも多くの文字を読むことで初見原稿のプロに近づきます。
初見原稿克服の方法
①初心者向け 目に入ってきた文字を読む
まずは目に入ってきた文字をすぐに言葉にすることを習慣付けましょう。看板の文字とかお店の名前とかポスターに書かれている文字とかそういう全ての文字を読めるようにしましょう。
仕事中でもできるのであれば商品名とか大きい声でなくていいので声に出して読むようにしましょう。そして行き帰りの移動中もできるだけ声に出して読むようにしましょう。
これを習慣づけることで無意識でも目の前にある言葉をすぐ読むことができるようになります。無意識でできると自分が意識してやらなくてはならないことが増えても慌てたりしなくなるのでかなりいいことにつながります。
②中級者向け 初見の小説、マンガを読む
①でやったことはまず言葉を読んで発することをメインにしたトレーニングです。ここからは文章に入っていきます。小説やマンガを読むことで感情を乗せたりすることも必要になってきます。
目に入ってきた文章、言葉から感情などを理解してそれを適切に言葉にのせていきます。いきなり難易度が上がったように感じる人は初めて見る文章を理解して言葉にすることに慣れてください。
長文を読むことは体力や集中力も必要になるのでそのことに慣れることも必要になります。早く大量の文章を的確に頭で処理できるようにトレーニングを繰り返していきましょう。
文章を理解する能力が強化されていくとつっかかることが減ってきます。つっかかる原因は文章や文字を理解できていないか初めての文章に戸惑ったことが原因で起こることが多いのです。なので初めての文章もすぐに理解できると心配や不安が減り芝居や内容に集中することができます。
こうすることでつっかかることを軽減していくのです。
さらに感情表現に自信がなかったりするとそれも言葉がつっかかる原因になるのでここの段階で文章から環境や人物を理解して感情を乗せていくようにしましょう。
全部目を通してから感情やキャラクターを作るわけでは無いので結構難しいことをしていますがアニメーションで原作が無いものは台本が順次渡されていくので似たような環境になりやすいのでシナリオの展開と共に作っていくことにも慣れておくと将来的に仕事で躓くことが少なくなります。
なので、物語を読みながらキャラクターの感情などを組み立てていくことを一緒にできるようになりましょう。
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③上級者向け 人に原稿を作ってもらう
②の所で文章を理解すること、初見の文章でも読むことができること、感情などを理解できることができるようになったとします。
そのあとは他の人にキャラクターのセリフを作ってもらいましょう。もしくはいろんな原稿をインターネットで拾ってきてもらいましょう。
これは小説や漫画とは違って展開が文章やイラストで説明されておらず言葉のみがあることが理想です。
そしてこの文章の中からキャラクターの設定、キャラクターの人生、どの人のことを思っているのかなどを推察して作っていきましょう。すごく最初は難しく、頭をたくさん使います。しかしこの作業に慣れていくと初見台本やオーディションでの初見原稿で躓くことが減っていきます。
なのでここではいろんなシチュエーションやどんなキャラクターなのかを読み取って自分でキャラクターを理解する能力をどんどん養っていきましょう。
これはレッスンでも台本をもらった時には自分にどの役が合うのか、そしてこのキャラクターをどのように生きたほうがいいのかをたくさん考えるようにしましょう。
そうすることでオーディションに勝つことも初見原稿で躓くこともなくなりますので。
まとめ
初見原稿克服は最初は文章へ対しての不安、苦手意識からくることが多いです。他にも文章を読むことに慣れていない未熟さもあります。
言葉はその言葉の中に内包された伝えたい情報、感情、人生などが詰まっています。なので
声優は文字を読むのではなくその中にあるものを伝えることが最大の役目になります。
文字を読んでいる領域を超えると言葉の認識が変わってくるので、覚えるという感覚ではなくすんなり言葉が体の中に入ってくるようになります。
そうすることで初見原稿でも不安にならなくなります。
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