はじめに
声優養成所で滑舌や発声に関してもレッスンを受けていきますが、毎週、講師の人に基本的なことばかり気にされて、肝心の芝居のダメ出しをされないのはかなり危険な状態です。
鼻濁音ができない、無声音ができないことを注意されるのも同じです。
こういう基礎的なことはかなり早い段階で改善して次のステップに進めるようにしたほうがいいです。
なのでここでは基礎的なこと以外に、声優のプロになるために何をしなければいけないのかをお話しします。
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プロになるために何が必要なの？
①芝居で周りの人を楽しませる
収録の一番最初のテストで最大限の芝居、テンションを含めたパフォーマンスを出したりアドリブの確認をしてマイクの音量や距離をチェックするのですが、その時に役から外れない程度で台詞の語尾を少し変えてみたりアドリブで面白いことをぶっ込んでみたりということをしてみるチャレンジをします。
そこで聞いている人や共演者の人たちに楽しんでもらえる芝居をしていくことで作品がさらに盛り上がっていきます。アドリブや芝居に刺激を受けて他の人までのテンションより大幅に濃いものを出してきたりさらに面白いことをしていやろうというバトルが始まったりしていきます。
そのことで音響監督の人が面白い芝居と感じたら採用してくださるし、ちょっと行き過ぎたらうまくコントロールしてくださいます。もっとやって欲しいという要望も出てきたりするので作品を良くするための面白いことはどんどんしていくのがいいです。
新人の時ではガヤという台詞の裏で聞こえている他のキャラクターの会話や名も無い人たちの会話を収録したりします。その時に環境に合わせた会話の中で面白いことをしていく必要があります。
ガヤもきちんと放送されている時に聞いてみると面白いことを言っているとか何か違ったことを言っているなというのが視聴者の人にも聞こえるので目立てるチャンスにもなります。
台本に台詞がなくても他のガヤの人と一緒に楽しい会話を作り出す楽しさに気がつけると、とても楽しくなりますよ！
②自分にあったファッション・メイク
声優事務所に所属する前も所属した後もメイクしたことが無いという人が結構います。男性もあまり気を使っていない人も多くいます。
もちろん養成所でもファッションやメイク、ヘアスタイルの話をしますがレッスンがあるところはほんのわずかです。あっても特別講義が一回有るか無いかくらいなのです。
ですがその時お話しされるのはあなたに合ったファッション、メイク、ヘアスタイルを見つけなさいというざっくりとした表面的な話になるのです。ですがプロになるためには必要なことなのです。
なので、まず見つける方法として美容室に行ってみることをお勧めします。そこで自分に似合うヘアスタイルのアドバイスをもらいます。そうすると着る服も決まっていきます。
もしもともと自分がしたい服装やメイクがある人はそのメイクや服が似合うように自分で研究してください。今ではメイクの仕方が雑誌のみではなく動画サイトの方にも上がっているのでそれを参考にしながら鏡の前できちんと研究して見比べてみて修正していってください。
そうすることで女性は綺麗になっていきます。
男性の方も自分がしたい服装や目指している声優さん俳優さんがいるならばその人に寄せてみて自分に似合うように工夫していってみてください。
服屋さんで店員さんに話を聞いてもらうことでも変わっていくのでそこは相談できるようにしましょう。ヘアスタイルに関しても美容室や理容室に行ってどんなヘアワックスがいいのかなど聞く方がかなりいいです。
ものを間違えると不潔に見えてしまうことがあるので、きちんと調査して練習しましょう。
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③人としての向き合い方「社会性」
最後に社会性です。基本的に直接会って事務局の人とお話しする時や、急なオーディションで電話連絡が来た時やメールが来た時などに社会性が大事になってきます。
実際に事務所以外の人とも連絡を取る機会があるそうなので社会人と同じメールを書けるようにしておきましょう。
電話対応なども社会人の人のようにできるように勉強しておきましょう。
電話対応、メール対応一つでこの人とは仕事をしたく無い判断するところがあります。例えばオーディションで1次審査に受かりました。2次審査でいつの予定が都合雨がいいかメールで聞かれます。
その時に、
「お疲れ様です。O月O日なら空いています。」
というメール文ではいけません。
「お疲れ様です。オーディションに参加させていただいておりますOO事務所のOOです。
2次審査の予定はＯ月Ｏ日とＯ月Ｏ日が空いております。
こちらの都合で申し訳ありませんがご検討ください。
よろしくお願い致します。
OO」
などのように書かなければなりません。この辺りはインターネットでも本屋さんでも調べることができるので、きちんと調べてできるようにしておきましょう。
こういうことが出来るのと、出来ないのでは相手からの信用も変わってくるのでかなり重要です。
まとめ
この3つは養成所に所属していてもきちんとレッスンがあるわけではなく、自分でしなければならない事務所がとても多いです。
なので、自分でできるようにきちんと調べて工夫していきましょう。レッスンの時に毎回見た目は大丈夫かな？今日の自分の演技は大丈夫だったかな？と考えたりチャレンジをしたりしていくことで周りの反応が変わってきます。
そうして自分で自分を磨きながら所属を勝ち取っていってください。
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